2001-01-16 ArtNo.24913
◆ハルディア石油化学、US$3.2億拡張計画に着手
【コルカタ】Haldia Petrochemicals Ltd(HPL)はIndian Oil Corporation(IOC)を第4のパートナーとして迎える交渉を続ける一方、事業再編計画の一環として見積もりコスト約1500クロー(US$3.21億)の設備拡張計画に着手した。
エコノミック・タイムズが1月14日伝えたところによれば、拡張計画には、2002-03年までにナフサ・クラッカーのキャパシティーを現在の42万トンから60万トンに拡大し、追加生産されたエチレンを加工する3つの付属施設を増設することが含まれる。
HPLのRichard B Saldanha重役(MD)は、「拡張計画は、IOCや金融機関と協議中の財務再編計画の一環」と指摘、HPLのSwapan Chakraborty副社長(製造担当)は「プロジェクトの基盤を強化する上から組織的成長の潜在性拡大が目指される」とコメントした。
HPLの既存パートナーのChatterjee Groupや西ベンガル州政府及びタタは、何れもIOCを戦略パートナーとして迎えることを支持しており、1500クローの追加投資は、これら4パートナーにより分担される。IOCは原則的に出資を認めており、個々のプロジェクトはHPLとIOCの51:49の合弁事業として進められ、新設された複数の合弁会社は関係施設の操業/保守をHPLに委ねる。またHPLの4000クロー(US$8.57億)にのぼる負債は、新設される合弁会社に転嫁される。IOCはこうした負債の一部を資本に転換、徐々にプロジェクトの支配権益を掌握する。また個々の合弁会社は当面はHPLの子会社だが、向こう数年間に持株会社に転換される。
Navratnaステータスの下、政府の事前認可を待たずに、独自の裁量で200クロー(US$4283万)までの投資が行えるIOCは、その49%の出資分として当面合弁会社に140クロー(US$2998万)を投資すると言う。
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