2001-01-15 ArtNo.24904
◆テキサス・インスツルメンツ、3Gワイヤレス・センター開設
【バンガロール】Texas Instruments India Ltd(TIIL)は第3世代(3G)のワイヤレス・センターをカルナタカ州バンガロールに開設した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン及びインディアン・エクスプレスが1月12日伝えたところによれば、3Gワイヤレス・センターはワイヤレス市場向けデジタル・システム・プロセッシング(DSP)のソフトウェア(インフラ/アプリケーション)やハードウェア(総合的DSPプラットフォーム)ソリューションを制作する。TIILのBiswadip (Bobby) Mitra重役(MD)によると、3Gワイヤレス・センターの設置は、通信/インターネット時代の様々な機器の心臓部を成す総合的なハードウェアやソフトウェア・ソリューションに照準を合わせる同社の主要なステップと言える。
TIILはまたテキサス・インスツルメンツ(TI)のOMAP(open multimedia access platform)のためのソリューションを開発・展開する能力を備えたキー・プレーヤーと戦略提携を結ぶ。今年、センターはハードウェアとソフトウェア・ソリューションに関わるエンジニア50人を雇用する。
TIのOMAPベースの3Gソリューションは、Nokia、Ericsson、Sony、Microsoft、Symbian、Handspring等により3Gワイヤレス・アプリケーションのプラットフォームとして採用されている。TIILはコミュニケーション/インターネット時代の推進力を成すその他の端末機器にも研ぎ澄まされた目を向けていく。TIILはインターネット・オーディオ・プレーヤーやケーブル・モデム、デジタル・サブスクライバー・ライン(DSL)、IPテレフォニー、デジタル・スチル・カメラ等の端末機器のための総合的半導体やソフトウェア・ソリューションの制作を目指している。
TIILは2001年3月期に、前年度の69クロー(US$1478万)を上回る120クロー(US$2570万)の売上を見込んでいると言う。
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