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2001-01-15 ArtNo.24900
◆上半期のセメント輸入80万トン、136.3%アップ
【ムンバイ】今会計年度上半期(2000年4-9月)のセメント輸入量は約80万トンと、前年同期の30万トン前後から136.3%アップ、前年同期の22.09%のマイナス成長から目覚ましい回復を見た。
エコノミック・タイムズが1月12日伝えたところによれば、上半期に輸入されたのは主に白色セメント(white cement)やオイルウェルセメント(oil well cement)等の特殊セメントで、通常のポートランド・セメントはほとんど皆無と言ってよい。商務省は白色セメントの輸入急増後、Grasim IndustriesとJK Syntheticsの訴えを受け、イラン及びアラブ首長国連邦からのこの種のセメントの輸入に対するダンピング調査に乗り出した。
また上半期にはセメント輸出も306万トンと、前年同期の188万トンから大幅に拡大した。こうした成長はLarsen & Toubro及びGujarat Ambuja Cementsのスリランカ市場進出に牽引された。
一方、インド建設業者協会(BAI:Builders Association of India)やマハラシュトラ住宅産業会議所(MCHI:Maharashtra Chamber of Housing Industry)等の建設業者は、セメント・メーカーの突然の大幅な値上げに反発、セメントに対する輸入関税の38%から10%への引き下げ、10%の付加特別税と1メートル・トン当たり350ルピーの相殺関税の撤廃を政府に求めている。これらを合計すると輸入セメントに対する課税率は63.5%になる。
セメントの小売価格はムンバイ、タミールナド州南部、ケララ州等、国内の主要市場で1袋当たり55~60ルピー・アップ、185~190ルピーに達している。
アナリストによると、セメントの輸入価格は国内価格を大幅に下回るにしても、輸送上の問題や保管期間の短さがネックになり、大量輸入は困難と言う。
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