2001-01-12 ArtNo.24894
◆アライド・ディールズ、ヒンドスタン・ジンク権益に関心
【ニューデリー】ロンドンを拠点に国際舞台で活躍する非鉄金属企業Allied Deals Plc(ADP)は、Hindustan Zinc Ltd(HZL)の26%の権益に関心を見せている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月11日報じたところによれば、ADPは9日、HZL政府持分売却の顧問を務めるBNP Paribasに、HZLの26%の権益買収に対する関心表明書(EOI:Expression of Interest)を提出した。ADPのステートメントによると、同社は米国のAllied Deal Inc.及びインドのAllied Deals (India) Ltdとコンソーシアムを組織し、入札に参加する。3社の合計年商は23億米ドルを越え、自己資本は3億米ドル以上にのぼる。
ADPは1998年、グループ企業を通じてルーマニア政府傘下の冶金会社2社を買収した。これらの1社Allied Deals Phoenix SAは、ルーマニア最大の銅精錬会社で、金と銀の主要な生産者でもある。もう1社、Allied Deals Elcond SAはルーマニア最大の連続鋳造銅棒/引き抜きエナメル線の製造会社として知られる。
ADPのViren Rastogi重役(CEO)によると、HZLの権益買収を目指すのは、非鉄金属/貴金属領域における総合的バリュー・チェーンを構築する世界戦略の一環と言う。
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