2001-01-12 ArtNo.24886
◆リライアンス/タタ/インフォシス、SBIのネットワーク契約競う
【ニューデリー】インド国立銀行(SBI:State Bank of India)の5000支店をリンクするインド最大規模のネットワーク・プロジェクトにアンバニ一族が新設したコンバージャンス会社、Reliance Infocom、Tata Consultancy Services(TCS)、Infosysを含む地場大手情報技術(IT)会社約5社が入札した。
エコノミック・タイムズが1月11日消息筋の言として伝えたところによれば、SBIのIT戦略顧問を務めるKPMG India Pte Ltdが目下入札審査に当たっている。伝えられるところでは、Reliance InfocomはIBMとコンソーシアムを組織し、入札したようだ。
SBIのITイニシアチブを担当するY Radhakrishanan重役(副MD)によると、支店をリンクするネットワーク・プロジェクトは同行のITイニシアチブの重要な一環で、今会計年度末までに完成することを目指している。しかし同氏は入札者の顔ぶれやプロジェクトの詳細についてコメントすることを控えた。
SBIのJanki Ballabh新会長もIT戦略をトップ・アジェンダとして掲げている。最近オンライン・バンキングを開始した同行は、海外における1台を含め19のATM(現金自動預入引出機)を設置、今年3月末までにATM網を800~1000台に拡大することを目指している。SBIはオンライン・バンキングの導入に伴いリテール・バンキングの営業額全体に占める比率も現在の9%から15%に拡大する方針と言う。
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