SEAnews 1995-07-24 ArtNo.2488

【クアラルンプル】国産車製造会社プロトンはペラ州タンジュン・マリムにおける第2工場の建設に20億Ｍドルを投資する。
プロトンのモハド・ナズミ重役(MD)が21日に催された第2プラント建設用地810ｈａの買収契約調印式後に語ったところによると、同事業には新工場、職員宿舎、下請け業者用工業区の開発が含まれ、第2工場は202ｈａの敷地に建設される。工事は来年初から開始され、稼働までには4～5年を要する。新工場が完全操業するとプロトンの年産台数は25万台に拡大する。第1期工事後、倉庫／コマーシャル・センターにおける営業が開始される。また第2工場の一部として40.5ｈａの土地にオートモービル・テクノロジー・センターが建設され、研究開発(R&D)事業が進められる。
一方、この日、プロトンの親会社ＨＩＣＯＭ Bhdは別に405ｈａの隣接地を買収する契約をペラ州政府と結んだ。ＨＩＣＯＭのジャミル・モハド・ジャン社長によると、同地の具体的用途は決まっていないが、プロトンのプロジェクトを補完するものとなる。プロトンはまたシャー・アラムにおける1億6000万Ｍドルの小型工場の建設を手掛けているが、同工場が完成すれば、5万台の増産が可能になる。同工場は2年内に操業可能で主にスペアー・パーツの製造を手掛けると言う。(MBT:7/22)