2001-01-11 ArtNo.24875
◆ヒーロー・ホンダ、ホンダのスクーター事業に出資も
【アグラ】インドのモーターサイクル市場をリードするHero Honda Motors Ltd(HHML)は、ホンダのインドにおけるスクーター製造事業への出資をオプションとしてキープしている。
HHMLのPawan Kant Munjal取締役兼CEOは8日催されたモーターサイクル新モデルの発表会の席上、以上の方針を語った。それによるとHHMLは、ホンダがスクーター製造のために設けた100%出資子会社Honda Motorcycle & Scooter India Pvt Ltd(HMSI)に出資するオプションをキープしており、独自にスクーターを製造する可能性もある。しかしそれはスクーター市況に回復の兆しが生じた後のことであり、現在のところHHMLはモーターサイクルに照準を合わせている。
HHMLのヤナギダ取締役は、「HMSIはハリヤナ州Gurgaonに大量生産工場を設けており、今年5月末乃至6月に初の4ストローク・モデルを出荷する予定だが、目下インドのスクーター市場は縮小しており、リスキーなビジネスになっている」と語った。
HHMLにはホンダとヒーロー・グループが各26%出資、残りのシェアは一般投資家が保持している。
インドにおける2000年4-11月のスクーター販売は前年同期比21%減の63万5000台にとどまったが、同期のモーターサイクル販売は28%増の139万8000台をマークした。HHMLの年初9ヶ月(2000年4-12月)のモーターサイクル販売台数は40.6%増の75万4000台を記録した。
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