SEAnews 1995-07-24 ArtNo.2487

【ペナン】ペナンの全長30キロの軽便鉄道(LRT)は2000年に運転を開始、2002年には全線が開通する見通しだ。
ビジネス・フォーカスSdn Bhdが今年初にペンナン州政府に提出した事業化調査報告書によれば、南部、西部、北部路線から成るＬＲＴの敷設コストは6億5000万Ｍドル、工事は3段階に分けて進められる。第1期工事では環状線と南部路線(ｼﾞｭﾙﾄﾝ高速道路に面した海岸埋め立て地を通過し、ﾊﾞﾔﾝ･ﾊﾞﾙに至る)が2000年の開通を目処に建設される。着工は来年8月、完工は99年6月。第2期工事では、2001年の完工を目処に西部路線(ｱｲﾙ･ｲﾀﾑ住宅区に至る)が建設される。第3期工事では北部路線(ﾀﾝｼﾞｭﾝ･ﾄｺﾝに至る)が建設され、2002年の完成が目指される。北部路線はバトゥ・フルリンギまで延長できるが、コスト、景観、森林破壊等の要因を配慮する必要がある。この他、車両用エアコンシステム、案内用オーディオ・システム、電子掲示板等が設けられ、最高時速70キロの運行が予定されている。ビジネス・フォーカスは60年間のＢＯＴ(建設／経営／引渡)方式により、同プロジェクトを進めるよう提案している。(ST,BT:7/22)