2001-01-11 ArtNo.24867
◆マハラシュトラ州政府、ダブホール発電所への支払いを補助
【ムンバイ】マハラシュトラ州政府は9日、米国企業Enron傘下のDabhol Power Company(DPC)に対する支払い不能に陥ったマハラシュトラ州電力局(MSEB)に対し114クロー(US$2441万)を補助した。
エコノミック・タイムズとインディアン・エクスプレスが1月10日報じたところによると、これによりエンロン社とマハラシュトラ州政府の紛争は、少なくとも当面回避された。ダブホール・プロジェクトの企画者Sharad Pawar氏は、専門委員会がDPC問題に関する調査報告を提出するまで、エンロンとの紛争を回避するようマハラシュトラ州政府を説得、州政府はこれを受け容れ、MSEBに対し補助金を支給した。MSEBは9日夕刻州政府から受け取った114クローを直ちにDPCに手渡した。
エンロンはMSEBが9日までに支払いを行わないなら信用状に基づく法的措置を採るとしていた。
MSEBは10月と11月の電力料合計262クロー(US$5610万)の支払いを滞らせており、今回の州政府の補助は10月分の支払いに当てられると言う。
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