2001-01-10 ArtNo.24855
◆国際金融公社、インディアン・シームレスの7%権益買収
【ニューデリー】世界銀行傘下の国際金融公社(IFC)は、プーナ拠点のIndian Seamless Metal Tubes(ISMT)の7%の権益(150万株)を、1株20ルピー、総額23.53クロー(US$504万)で買収する。
エコノミック・タイムズが1月8日伝えたところによれば、IFCのISMT権益買収は、インド政府が先週、多国間機関(multilateral institutions)による自動認可ルートを通じた国内企業のシェア買収を認めたのを受けたもので、IFCは多国間機関による企業権益買収の先駆けを務めることになる。
ISMT株は昨年末の1週間に17~19ルピーで取り引きされており、先週金曜の終値は17.40ルピーだった。一昨年7月にKalyani Seamless Tubes Ltdと合併した年商450クロー(US$9636万)のISMTは今会計年度に9クロー(US$193万)の黒字回復を見込んでいる。
自動車、石油、石油化学、化学肥料、ボイラー業界向け精密無縫鋼管の製造を手掛けるISMTは、IFCの出資を得たことにより、将来の資金調達が容易になるものと見られる。
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