2001-01-10 ArtNo.24853
◆Telco、商用車販売の挽回目指し697エンジンの製造再開
【ムンバイ】インドの商用車メジャー、Tata Engineering & Locomotive Company Ltd(TELCO)はボリューム拡大を図る狙いから8~10ヶ月前に供給をストップしたポピュラーな697エンジンの生産を再開する計画だ。
エコノミック・タイムズが1月8日伝えたところによると、697エンジンは新排ガス基準の導入に伴い、Cummins社製エンジンに転換されたが、排気タービン過給器の装備等、Euro排ガス基準を満たす改造が施され、中型商用車用エンジンとして復活する。697エンジンの復活が決まった主因は価格で、この種のエンジンを搭載した車両はカミンズ製エンジン搭載車に比べ3万5000~4万ルピー(US$749-857)、取り分けトラックでは8万5000ルピー(US$1820)ほど割安になる。
中型商用車の販売は過去1年間に40%ほど下降したが、Telcoは697エンジン搭載車の投入により、中型商用車販売が拡大するものと期待している。
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