2001-01-09 ArtNo.24844
◆ハルディア・ペトロケミカルズ、3月の商業生産開始目指す
【コルカタ】Indian Oil Corporation (IOC)を第4の出資パートナーとして迎え入れる交渉は依然として続けられているが、Haldia Petrochemicals Ltd (HPL)は、2001年3月までの商業生産開始を目指し準備を整えている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月6日HPL内部筋の消息として報じたところによれば、操業の安定化に加え、マーケット・シェアに対する自信も高まりつつあることから、今四半期中に商業生産を開始することは問題ないものと見られる。昨年12月には、減価償却費/金利/税を控除する以前の月間利益が2000年4月の試運転開始以来初めて15クロー(US$321万)の黒字をマークした。昨年11月の同数字はマイナス4クロー(US$86万)だった。こうした業績の改善にはナフサの大幅な値下がりが貢献している。ナフサ価格(CIF)は昨年9月のトン当たり355米ドルから現在の225米ドルに鎮静、これに伴い流動性の逼迫も緩和した。
12月のポリマー売上は6万4000トン、額にして170クロー(US$3640万)と、前月(116クロー)を量で49%上回った。設備稼働率は91%、在庫水準は額で64クローと、10日分の生産量に相当する。今会計年度の売上目標は1000クローで、設備稼働率を100%に引き上げることが目指されている。製品は29%が西部地区に、各25%が南部と北部地区に、21%が東部地区に向けられていると言う。
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