2001-01-08 ArtNo.24822
◆年初11ヶ月のカラーTV販売成長率、10年来の最低マーク
【ムンバイ】昨年1-11月のカラー・テレビジョン(CTV)販売台数は490万台と、一昨年同期の480万台を僅かに上回ったにとどまり、1991年以来最低の成長率を記録した。
エコノミック・タイムズが1月5日伝えたところによれば、CTVの販売台数は2000年末に急減、昨年11月に限っては14.4%の落ち込みを見た。この月Videoconは-25.1%、LGは-9.4%、Onidaは-6%、BPLは-30.2%、AIWAは-17.8%と、何れも前年同月に比べ販売台数の減少を記録、プラス成長を実現したものは1社もなかった。
期待されたBクラスやCクラス・タウンにおける需要の拡大は国内経済の低迷から不発に終わった。グジャラートやパンジャブ、その他の準都市部は最近の洪水や旱魃の被害から需要の牽引役を果たさなかった。こうした凋落傾向の回復は短期的に望めそうにない。
消費者用電子製品テレビジョン製造業者協会(Consumer Electronics & Television Manufacturers Association)会頭を務めるPhilips IndiaのRajeev Karwal副社長は、売上の伸びが見られなかった主因として、昨年は消費を喚起する特別な行事が存在しなかったこと、製品の値上がり、流動性の引き締まり、業界主要プレーヤーの広告費の10%ダウンを列挙した。消費者らはメーカーが提供する金融パッケージにもさして関心を示さなかった。
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