2001-01-05 ArtNo.24812
◆Tisco、6月にトップエンド冷間圧延製品の製造開始
【ジャムシェドプール】Tata Iron and Steel Company Ltd(Tisco)はJharkhand州(ビハール州から最近分離)Jamshedpurに1600クロー(US$3.42億)を投じて設けた冷間圧延工場(CRM)におけるトップエンド冷間圧延亜鉛鍍金鋼板の商業生産を今年6月2日に開始する。
インディアン・エクスプレスが1月4日報じたところによれば、TiscoのB Muthuraman重役(ED)は、同紙に対し「ジャムシェドプールにおける第2連続亜鉛鍍金ライン(CGL2)は1月1日にJJ Irani重役(MD)の立ち会いの下、落成式が催されたが、試運転が開始されたのみで、一部のマスコミが報じたように商業生産が開始された訳ではない」と語った。
それによると、CGL2の商業生産開始により、年産120万トンのジャムシェドプールCRMプロジェクトが完成する。CGL2の製品は自動車や大型家電製品の外装材として用いられる他、他のエンジニアリング部門のニーズに応じる。
昨年1月に稼働した年産10万トンのCGL1は、住宅産業向け亜鉛鍍金波板や、自動車/大型家電業界向け亜鉛鍍金鋼板を製造、主要顧客にはMaruti、Hyundai、Telco、Mahindra & Mahindra、Hindustan Motors (HM)、Bajaj Autoが含まれる。
ベルギー企業Cockerill Sambre傘下のCockerill Mechanical Industries SAにより建設された年産能力30万トンのCGIL2は向こう6ヶ月間に段階的に生産が開始され、建設/エンジニアリング部門向け商業品質(CQ)の鋼帯の他、家電/自動車業界のハイエンド製品に用いられるDDQ(deep drawing quality)、EDDQ(extra deep drawing quality)、スパーEDDQ等級のCR鋼材が製造されると言う。
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