2001-01-05 ArtNo.24809
◆中央銀行、財閥の銀行設立を禁止する新ガイドライン発表
【ムンバイ】中央銀行Reserve Bank of India (RBI)は3日、新たに設立される民間銀行の最低資本をこれまでの2倍に拡大するとともに、大手財閥が銀行を設立することを禁止する内容を盛り込んだ新ガイドラインを発表した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレスが1月4日伝えたところによれば、新ガイドラインは、当初の払込資本をこれまでの2倍の200クロー(US$4282万)に拡大するとともに、営業開始後3年内にさらに300クローに増資することを求めている。またプロモーターには最低40%の出資率を維持することが義務づけられている。
この他、新ガイドラインは「大手企業(large industrial house)が銀行を創設することは許されない」と述べ、大手企業にリンクした企業が銀行に出資する場合も最大10%に制限、支配権益を取得することを認めていない。
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