2001-01-04 ArtNo.24792
◆年初8ヶ月の輸出成長率21%、貿易収支の赤字縮小
【ニューデリー】インドの年初8ヶ月(2000年4-11月)の輸出成長率は20.56%をマーク、これに対して輸入の伸びが14.44%にとどまったことから、貿易収支の赤字は縮小した。
デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが1月2日報じたところによれば、年初8ヶ月の輸出額は、前年同期の237億3000万米ドルから286億米ドルに拡大した。これに対して同期の輸入額は304億米ドルだったことから、年初8ヶ月の貿易収支赤字は、前年同期の66億6802万米ドルから61億7723万米ドルに縮小した。ルピー建てでは年初8ヶ月の輸出の伸びは26.17%を記録した。
年初8ヶ月の石油輸入は82.96%増の113億4714万米ドルを記録したが、同伸び率は年初7ヶ月の84.51%に比べ鈍化している。
年初8ヶ月の非石油製品輸入は234億3000万米ドルと、前年同期の241億9000万米ドルを3.13%下回った。アナリストは非石油製品輸入の縮小は国内経済成長の鈍化を反映したものと評している。
昨年11月に限って見ると、輸出は20.31%増の35億3000万米ドル、輸入は18.42%増の44億9000万米ドルを記録した。
商工省は今会計年度の輸出成長目標を18%に設定しているが、現在の成長基調が持続するなら、同目標は超過達成される見通しだ。
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