SEAnews 2000-12-22 ArtNo.24779

【ムンバイ】今年初8ヶ月(4-11月)の二輪車販売は252万326台と、昨年同期の236万7207台を6.4％上回った。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズが12月22日、インド自動車製造業者協会(SIAM)発表のデータを引用し伝えたところによれば、スクーターの年初8ヶ月の販売台数は63万5034台と昨年同期の81万1087台を21％下回ったが、モーターサイクルの販売は139万8923台と、昨年同期の108万9530台から28％の増加を見た。これによりスクーターの二輪市場におけるシェアは34％から25％に下降、モーターサイクルのシェアは55％に拡大した。
スクーター市況不振の最大の打撃を受けたのは、Bajaj Auto Ltd(BAL)で、同社の11月のスクーター販売は2万8225台と、昨年同月の4万4347台に比べ、36.4％ダウンした。Kinetic Motor LtdとTVS-Suzuki Ltdを除き、ＢＡＬ／LML Ltd／Maharashtra Scooters Ltdの11月のスクーター販売は揃って大幅な下降を見た。キネティックはスクーターの品揃えを一新、取り分け女性用セグメントに照準を合わせた戦略が奏功、販売台数の拡大を実現した。
しかしスクーター販売の落ち込みは、モーターサイクルの伸びで埋め合わされ、ＢＡＬも11月には昨年同月を1万8897台上回るモーターサイクルを販売した。Hero Hondaの11月のモーターサイクル販売は9万7270台と、昨年同月の6万4096台から51.8％アップした。
モーペッドの今年11月の販売台数は5万8529台と、昨年同月の6万1429台を4.7％下回った。