2000-12-21 ArtNo.24775
◆政府の中央銀行からの直接借入を禁じた財政責任法案上程
【ニューデリー】インド政府は20日、歳入不足を一掃し、財政赤字を5年内に国内総生産(GDP)の2%以内に抑制することを目指す“2000年度財政責任・予算管理法案(FRBMB:Fiscal Responsibility and Budget Management Bill 2000)”を国会に上程した。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月20日報じたところによれば、新法案は2005-06財政年度末までに適度な黒字を実現することを目標に掲げているが、1999-2000年度の中央/州政府レベルの財政赤字はGDPの10%に接近している。
中央政府段階の財政赤字のGDPに対する比率は1998-99年度の4.5%から1999-2000年度の5.6%にアップした。インド政府は2000-01年度は5.1%の範囲に収めることを目指している。
新法案はまた3年の猶予期間後、ある種の現金ニーズに応じる前貸しを除き中央政府が中央銀行から直接借り入れることを禁じている。
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