SEAnews 2000-12-20 ArtNo.24752

【ムンバイ】家電製品の製造・販売を手掛ける地元大手Baron International Ltd(BIL)は、2001年6月にアイワの21インチと29インチ・フラット・カラーＴＶをインド市場に紹介する計画だ。
インディアン・エクスプレスが12月19日報じたところによれば、ＢＩＬのKabir Mulchandani重役(CEO)はこのほど同紙に以上の計画を語った。それによるとアイワの21インチ・ピュア・フラットＣＴＶはミドルからプレミアム・エンドの市場をターゲットにしており、値段も既存のアイワＣＴＶを4000ルピー(US$85)ほど上回る。スーパー・プレミアム・エンド市場向け29インチ・ピュア・フラットＣＴＶは、競争力有る4万8500ルピー(US$1037)で売り出す。
アイワＣＴＶの購入者には2年間の無利子ローンが提供され、頭金2500ルピーを支払いさえすれば、月々の払いは500ルピーで済む。ＢＩＬは7クローを投じ、同金融ファシリティーを目玉にした宣伝キャンペーンを展開している。
インドのＣＴＶ市場は年間540万台。ＢＩＬは現在アイワ製ＣＴＶを年間55万台販売しており、アイワ製ＣＴＶの市場シェアは9％だが、ピュア・フラットＣＴＶの投入と値下げ戦略により、2年内に市場シェアは15％に拡大する見通しだ。
ＢＩＬはその売り上げの15％をフランチャイズ店に依存しており、同社はフランチャイズ店の数を現在のおよそ100店から3年内に500店に拡大する。
またＢＩＬは新たにディーラー100社を指名して、農村部の需要に応じ、農村市場の開拓に本腰を入れている。目下同社は都市部を中心に3500社のディーラーを有する。