2000-12-20 ArtNo.24749
◆BSNL、US$1.7億セル式電話機材入札を再度延期
【ニューデリー】電信局(DOT)の法人化された電話サービス部門、Bharat Sanchar Nigam Limited (BSNL)の見積もりコスト800クロー(US$1.71億)、150万回線のGSM機器購買入札は再度延期された。
インディアン・エクスプレスが12月18日報じたところによれば、関係入札は元々10月に予定されていたが、11月、12月と繰り延べられ、今また来年1月に延期された。同入札は全国600都市とその周辺の農村部におけるGSMネットワークの構築を目指したもので、主要なハイウェイもカバーしている。
業界観測筋によると、BSNLは、ほぼ1年前に全国セル式電話ライセンスを手に入れながら、未だにサービスを開始していないが、このことは毎日莫大な売上収入を無にしていることを意味し、その損失は計り知れない。
またBSNLの参加を抜きにしては、インドのセル式電話サービスの本格的成長も実現されない。現在セル式電話の契約者の数は急速に拡大しているものの、BSNLがサービスを開始したなら、指数関数的成長が生じるものと見られる。大部分のものはBSNLの市場参入を待ち、観望姿勢をとっている。BSNLがサービスを開始したなら、競争が白熱化し、サービス価格も大幅に下降するものと期待されている。
BSNLの入札の遅延は、Motorola、Ericsson、Lucent Technologies、Nokia、Alcatel、Nortel等の指導的国際通信機器サプライヤーにも影響を及ぼしていると言う。
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