【ニューデリー】Steel Authority of India Ltd (SAIL)は深刻なコークス用炭不足に直面しているが、輸入の拡大によって解決がつく問題ではないようだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月18日伝えたところによれば、SAILの今年のコークス用炭の輸入量は650万トンと、必要量の45%を占め、残りは国内で調達されている。
Sailの年間1200万トンの目標生産量からすれば、1日当たり3万6000トンのコークス用炭が必要とされる。しかし国内と輸入により調達が可能な量は3万2000トンに過ぎない。現在大部分のスチール・プラントは1乃至2日分の石炭のストックを有するに過ぎず、高炉3基が操業を停止しているが、内1基の稼働停止は石炭不足によるものと見られる。とは言え需要の減退から、SAILはそれほど深刻にコークス用炭の不足を憂慮していないとも言われる。