2000-12-19 ArtNo.24740
◆東洋エンジニアリング・インディア、海外市場に照準
【ムンバイ】Toyo Engineering India(TEI)は、インド国内インフラ市場が不振なことから国際市場進出や、バガス(サトウキビの絞り粕)ベースの発電プロジェクト等、新領域の開拓を図っている。
エコノミック・タイムズが12月16日報じたところによれば、TEIのKamal Dasgupta部長は同紙に、イラク、クウェート、サウジアラビア、オマーン等の水処理や原油パイプライン等、主要なインフラ・プロジェクトに入札する計画を語った。
それによると、インド国内の肥料部門は期待したペースで拡張しておらず、石油化学部門にしても成長速度は極めて鈍い。このためTEIの利益マージンは圧力を受けており、1999-2000年度の純益は、1997-98年度の8.89クローから3.97クローに落ち込んだ。同期間にはコンサルタント・サービスの売上も50.7クローから19.8クローに下降した。
インドとは対照的に石油価格の上昇で湾岸諸国では、多くのインフラ・プロジェクトが計画されており、大きなビジネス機会が生じていると言う。
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