1995-07-22 ArtNo.2474
◆<馬>MCSB、トップITサービス・プロバイダー目指す
【クアラルンプル】MCSBシステムズ(M)Sdn Bhdは目下事業の重心を製品からサービスに移動、世界のトップIT(情報技術)プロバイダーとなることを目指している。
MCSBのポール・リム会長が新ロゴの発表会後語ったところによると、今日同社の売上の80%は製品販売により占められているが、サービス業務の拡大は不安定なコンピューター販売のクッション効果を果たすものと期待される。同社としては空港のITインフラ等、大型プロジェクトのコンサルタント・サービスやオフィス・スタッフのIT訓練を重点にサービスを拡大、向こう5年間に営業額に占める製品販売とサービスの比率を50:50にする計画だ。
また事業の一層の国際化に努め、既存のシンガポール、インドネシア、香港、中国に次いで、向こう数年間にバンコク、マニラ、台北に新事務所を開設する。同社は今日サンフランシスコ、ミュンヘン、シンガポールに地域セールス事務所を設けているが、昨年9月に48%の権益を買収した米国拠点のチェン・システムズ(前称スーパーコンピューター・インターナショナル・インク)を通じて、南北アメリカ、欧州、中東、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドにおけるプレゼンスを拡大、またやはり昨年9月に傘下に収めたリッチ・ロイ(コンピュータ・ランド・チャイナ)Ltdを通じて中国にも足場を築いた。向こう5年間には51%出資するMCSBシステムズ(S)Pte Ltdをシンガポール証取に、リッチ・ロイを上海証取に、チェン・システムズをナスダックにそれぞれ上場させる計画と言う。(NST,MBT:7/21)
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