2000-12-15 ArtNo.24712
◆Binani、US$1億投じ亜鉛生産応力を230%アップ
【ムンバイ】亜鉛製造のBinani Industries Ltd(BIL)は13日、向こう7年間に500クロー(US$1.08億)を投じて生産能力を230%以上拡大すると発表した。
エコノミック・タイムズが12月14日伝えたところによれば、BILのBina Verma重役(GM)は「拡張は2段階に分けて進められ、第1期プロジェクトではケララ州工場の設備能力が現在の年間3万トンから7万5000トンに引き上げられる」と語った。それによると、第1期プロジェクトは2003-04年第4四半期の完成が目指されている。第2期プロジェクトでは2006-07年の完成を目処に、年間生産能力がさらに10万トンに拡大される。
原料はオーストラリア、中国、メキシコを含む諸外国から長期契約で輸入される。またBILはラジャスタン州政府に亜鉛採鉱ライセンスを申請しており、亜鉛鉱の探査・開発活動も近く強化する方針だ。
同社は政府が先週入札を募集したHindustan Zincの26%の権益にも関心を抱いている。目下インド政府はHindustan Zincの75.92%のシェアを保持しており、金融機関と従業員が残りのシェアを握っている。
インドの年間亜鉛需要は27万トン、これに対する国内供給量は18万2000トンで、BILは傘下の4つの精錬施設を通じて、年間15万2000トンの亜鉛と6万5000トンの鉛を精錬する能力を有する。BILは2001年4月1日より亜鉛ビジネスをBinani Zinc Ltd(BZL)として独立させる。分離独立により亜鉛ビジネスの競争力が強化され、成長が加速される見通しだ。
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