2000-12-15 ArtNo.24710
◆Tisco、自動車業界へのCRシート売り込みに拍車
【ニューデリー】Tata Iron and Steel Company Ltd(TISCO)は、1600クロー(US$3.45億)を投じてジャールカンド州Jamshedpurに設けた新工場で製造した冷間圧延(CR)シートの納入を目指し、国内の主要自動車メーカーとの交渉を進めている。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズが12月14日報じたところによれば、TiscoのJ.J. Irani重役(MD)はPTI通信に以上の消息を語った。それによると交渉相手には、Maruti Udyog Ltd(MUL)、Tata Engineering & Locomotive Company Ltd(TELCO)、Ashok Leyland Ltd(ALL)、Ford India Ltd(FIL)が含まれ、MULは既にTiscoのオート・グレード・スチールをテストしているが、まだ何れの企業との協議も妥結していない。
新CR工場は今年5月に稼働、今会計年度には40万トン、来年は設備能力一杯の120万トンの製造を予定している。
今年第3四半期には厳しい環境に直面したものの、全般的な売上の好調から通年の利益は昨年を上回る見通しだ。今年上半期の利益は昨年同期の2倍に達しており、環境は厳しさを増しているものの、依然として生産物は全て販売されている。価格は下降しているが、Tiscoは主要バイヤーとの間で合意された価格に基づいて操業している。Irani氏は第3四半期に関しても、今年通年に関しても具体的な予想利益を示すことを避けた。
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