SEAnews 2000-12-15 ArtNo.24704

【チェンナイ】韓国のDaewoo Electronicsが87％、地元のAnchor Electronics and Electricalsが13％出資するDaewoo Anchor Electronics Ltd(DAEL)は、冷蔵庫の製造能力を拡張するとともに、直冷式冷蔵庫市場に進出、またユーザーの使用習慣をモニターし、それ自身の機能を自動調節する能力を備えた650リッターのデジタル冷蔵庫(約6万5000ﾙﾋﾟｰ)も主要4都市で発売する。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン及びザ・ヒンドゥーが12月14日報じたところによれば、ＤＡＥＬのS.H. Suh重役(MD)とC.S. Gourinadh重役(GM)は13日記者会見し以上の計画を明らかにした。それによると、生産能力の拡張は段階的に進められ、第1段階では約40クローが投じられ、2001年4月の完成を目処に、年産能力が現在の10万台から25万台に拡張される。
ＤＡＥＬはマハラシュトラ州プーナの工場にこれまでに約200クローを投資、冷蔵庫の他、洗濯機とカラー・テレビジョンを製造している。ＤＡＥＬは来年5－6月には185～200リッターの直冷式冷蔵庫を発売、同時に新たにＣＴＶ6モデルを投入する。また2002年までにエアコンの製造も開始する。
インドの年間冷蔵庫販売台数は約320万台で、内直冷式が266万台、霜取り不要モデルが54万台を占めるが、2001年の販売台数は350万台(直冷式287万台/霜取り不要63万台)に拡大する見通しだ。
第2段階の拡張プロジェクトでは2003年の完成を目処に冷蔵庫の製造能力が40万台に拡大される。同社は同時に輸出市場及び相手先商標製造業者(OEM)市場の開拓を図る。
今年(1-12月)は営業額160クロー、損失3クローが見込まれるが、来年は黒字に転換、2003年の公募上場を目指すと言う。