2000-12-14 ArtNo.24696
◆Wockhardt、バイエルと糖尿病薬の二次マーケッティング契約
【ムンバイ】インドの製薬会社Wockhardtは13日、ドイツの化学会社Bayerとマーケッティング協定を結んだ。
同協定の下、Wockhardtは糖尿病治療原末(bulk drug)acarboseの製剤をAscrose商標でマーケッティングできる。一方、バイエル社はインドにおける完全出資子会社Bayer Pharmaceuticalsを通じて同じ薬品(acarbose)をGlucobay商標で販売している。
消息筋によると、同協定によりバイエルはBayer PharmaceuticalsとWockhardtの2社を通じてインドにおけるacarbose市場を開拓できる。
Glucobayの2000年10月期年度の売上は13.3クロー(US$284万)と、バイエルのインドにおける薬品売上の4分の1を占める。
Wockhardtの2000年初9ヶ月(1-9月)の売上は424クロー(US$9053万)、純益は51.9クロー(US$1108万)を記録した。
国際製薬会社との有名薬品の二次マーケッティング契約は、地元製薬会社のポピュラリティーを高めることにつながるものと見られ、Wockhardtの地元ライバル、Ranbaxy Laboratories、Cipla、Nicholas Piramal等も同様の戦略を採用している。
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