2000-12-14 ArtNo.24687
◆UPS現地合弁会社、US$5千万投じ倉庫施設拡張
【ムンバイ】United Parcel Service (UPS)の完全出資子会社UPS Logistics Groupと地元パートナーJetair Ltdが60:40の出資率で創設したUPS Jetair Logistics Ltd(UJL)は向こう3年間5000万米ドルを投じて、倉庫施設を設けるとともに、サプライ・チェーン・マネージメント、輸送サービス、サービス・パーツ・ロジスティクス、サプライチェーン・テクノロジー等の拡張サービスを提供する。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズが12月13日報じたところによれば、両社は12日関係合弁契約に調印した。JetairのMM Sadri重役(CEO)によると、バンガロール、ムンバイ、デリーを皮切りに、全国的な倉庫網が構築され、本部はムンバイに設けられる。
UJLのPeter Winslow重役(MD)によれば、同社はパーソナル・コンピューター(PC)周辺機器/電子/自動車/製薬関連部門に照準を合わせ、付加価値の高いロジスティクス・マネージメント・サービスを提供する。既にIBM、National Semiconductors、Schildorsと関係契約を取り交しており、Wipro、Motorola、Compaq等とも商談を進めている。ちなみにモトローラやコンパックはUPSの常連顧客で、これらの企業はサード・パーティー・ロジスティクス・プロバイダーを利用することにより、この方面のコストを30%削減、パフォーマンスを改善できる。UPSとJetairは向こう3年間に各200万米ドルを同ビジネスに投入する。
Jetairは1974年に設立された営業代理会社で、GSA企業と協力して国際航空会社18社の乗客/貨物輸送代理を務めている。
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