2000-12-12 ArtNo.24666
◆BPCLのBina製油所プロジェクト単独実行を許可
【ニューデリー】インド政府はBharat Petroleum Corporation Ltd(BPCL)が単独でマドヤプラデシュ州Binaに9800クロー(US$21.18億)を投じ、年間原油処理能力600万トンの精製施設を設けることを認める方針を決めた。
エコノミック・タイムズが12月10日報じたところによれば、BPCLはOman Oil Companyを初めとする複数の外国石油会社に同プロジェクトへの出資を求めたが、結局成功しなかった。石油精製マージンの下降と建設コストの上昇から当初参加を予定していたオマーン・オイルも撤退を決めた。
オマーン・オイルは26%の出資を非公式に認めていたが、正式な承認はしていなかった。同社は今ではEssar groupのグジャラート州Vadinarにおける石油精製事業への出資の可能性を検討している。
Ram Naik石油・天然ガス相は記者会見の席上、「政府はBPCLに外国パートナーを見出すまで、単独で事業を進める可能性を検討するよう勧告した」と語った。政府は、Hindustan Petroleum Corporation Ltd(HPCL)のパンジャブ州Bhatindaにおける製油所事業同様、BPCLにもBina製油所事業を単独で進めることを認めた。
BPCLが単独でBinaプロジェクトを進める申請を石油省に提出するなら、石油省は同問題を閣僚会議かける方針と言う。
|