1995-07-22 ArtNo.2465
◆<星>NYT特約評論員、リー上級相との討論を逆提案
【シンガポール】ゴー・チョクトン首相からシンガポール国立大学(NUS)における公開討論を提案されたニューヨーク・タイムズ(NYT)のコラムニスト、ウィリアム・サフィア氏は、来年スイスのダボスで開かれる世界経済会議の席を借りて、リー・クアンユー上級相と普遍的な価値観について討論することを逆提案した。
サフィア氏は、マサチューセッツ州ウィリアム・カレッジ政治学部のジョージ・クレイン講師とともに、シンガポールにおける民主と言論の自由が保証されていないとの理由で、ウィリアム・カレッジが今年9月にゴー・チョクトン首相に名誉博士号を授与することに反対する論陣を張っていた。このためゴー首相は両氏にNUSにおける公開討論を提案した。しかしサフィア氏は20日のNYTコラムにおいて首相の提案を拒絶する一方、米国亡命中の元シンガポール法律家協会会長のフランシス・シュー氏とゴー首相が公開討論することを条件に、ダボスでリー・クアンユー上級相との一対一の討論に応じると回答した。(ST,LZ:7/21)
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