2000-12-07 ArtNo.24611
◆Enron、Metgasパイプライン事業の出資パートナー物色
【ニューデリー】米国のエネルギー企業Enronは4日、マハラシュトラ州Dabholの液化天然ガス(LNG)ターミナルとカルナタカ州間に4億米ドルを投じて設ける1000キロのMetgasパイプライン事業に出資するパートナーを物色していると発表した。
エコノミック・タイムズが12月5日、Enron IndiaのSanjay Bhatnagar主任の言として伝えたところによれば、エンロンは今会計年度末までに合弁事業の財務アレンジを完成したい考えだが、プロジェクトの支配権は維持する方針だ。Indian Oil Corporation(IOC)とGas Authority of India Ltd(GAIL)は出資に関心を表明しているのかとの質問にBhatnagar氏はこれら両社とも商談を進めていると語った。
消息筋によると、エンロンはLNGの輸入量を年間200万トンから500万トンに拡大、商業的サプライヤーになることを目指している。同社はMetagasプロジェクトとは別に、年間500万トンのLNG輸入施設を設けるために5億米ドルを投資している。エンロンはその2184MW(メガワット)の発電事業のために、Malaysia LNG Tiga SDNと1999年初めに200万トンのLNGの供給を受ける契約を結んでおり、同LNGの輸入は来年末から開始されると言う。
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