1995-07-21 ArtNo.2460
◆<馬>ドイツ企業Linde、製鉄所施設建設工事受注
【クアラルンプル】ドイツのエンジニアリング会社Linde AGはマラヤワタ・スチールBhdからペナン工場のエア・セパレーション・プラントの建造工事を1800万Mドルで受注した。
既に土木工事及び海外における設備機器の製造作業がスタートしており、96年初には完成する見通しだ。リンデ社は今年初にエンジニアリング事務所をマレーシアに開設、クアラルンプル国際空港(KLIA)の汚水処理施設等の契約獲得を狙っている。クアラルンプル事務所のWolf Gruber重役(MD)によると、同事務所は東南アジア地域本部の役割を担っており、目下地元エンジニア及びデザイナー5人を雇用しているが、今年末までに更に15人を雇用する計画だ。
リンデ社はドイツでは最古参のプロセス・デザイン会社で、世界最大のフォークリフト・メーカーとして知られる。グループの年商は80億マルク(M$140億)、純益は4億7100万マルク、従業員は3万人で、マレーシアでは工業用ガス会社のスリ・オクシジェンSdn Bhdに出資している。当面はマレーシアにおける石油/ガス、石油化学、エアセパレーション領域の契約獲得を目指す。同社は500万~10億Mドルの契約を手掛けることが可能と言う。(STAR:7/20)
|