SEAnews 2000-12-06 ArtNo.24594

【ニューデリー】外国投資促進局(FIPB)が今年初7ヵ月(4-10月)に承認した外国直接投資(FDI)プロジェクトは922件、2万3679.35クロー(US$51.176億)と、昨年同期の881件、1万926.59クローに比べ2倍以上に拡大した。
デカン・ヘラルド及びエコノミック・タイムズが12月4日報じたところによれば、部門別では電気通信部門が8251.78クロー(US$17.83億)と、全体の34％以上を占めトップに浮上した。電気通信部門の昨年同期の承認額はＦＤＩ全体の僅か2.27％の247.53クローに過ぎなかった。また電機(electrical equipment)部門のＦＤＩ承認額も昨年同期の1617.87クローから4倍以上の6677.60クロー(US$14.43億)に拡大、ＦＤＩ全体の28.20％を占めた。この他、製薬業のＦＤＩ承認額も顕著に増加した。
これに反して昨年同期に承認額3000クローをマーク、トップの座を占めた運輸部門を初めとして、繊維、化学、コンサルタンシー・サービス、食用油、バナスパチ(ﾊﾞﾀｰ代用植物油)部門等のＦＤＩ承認額は大幅な落ち込みを見た。化学部門のＦＤＩ承認額は昨年同期の552.90クローから210クロー(FDI全体の0.89%)に、ホテル・観光部門は716クローから278クローに、繊維部門は227.81クローから126.94クローに、それぞれダウンした。
地域別ではマドヤプラデシュ州の9247.53クローがトップで、以下マハラシュトラ州の4979.04クロー、アンドラプラデシュ州の1686.84クローと続く。プロジェクト件数ではマハラシュトラ州の1873件が最大で、アンドラプラデシュ州は163件にとどまった。
また今年初7ヶ月間に実際に流入したＦＤＩの額は1万535.81クローと、昨年同期の5212.07クローに比べやはり倍増した。