SEAnews 2000-12-05 ArtNo.24578

【ニューデリー】カリフォルニア州のアラミダを拠点にゲノミクス・データの分析を可能にするバイオチップやソフトウェアの開発を手掛けているHitachi Genetic Systems(新社名MiraiBio Inc)は、インド市場進出を目指し、地元企業Gibco BRLとタイアップした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月1日伝えたところによれば、Exhibitions India主催の第2回国際生物工学会議(2nd international biotechnology conference)に出席したミライバイオ社のLeonard Klevan社長兼ＣＥＯは、同紙に以上の消息を語った。それによると、ミライバイオはGibcoと技術・マーケッティング・訓練面で協力、バイオテクノロジー・アプリケーションの有効性を見極める上で欠かせぬマイクロアレイやバイオインフォマティクスの研究を進める。
ミライバイオはこの他、法医学研究所とのタイアップやＤＮＡ検査機器の販売を計画している。ミライバイオは米国連邦捜査局(FBI)と共同で髪の毛から犯人を割り出すことを可能にするミトコンドリア・チップを開発した実績を有する。インドにおける法廷医学製品やヒト・ゲノム・プロジェクト関連データ分析業務の市場潜在性は大きい。
ミライバイオはまたＤＮＡ分析に極めて有効な光ファイバーやレーザー・ベースのバイオ・イメージング機器や膨大なヒト・ゲノム・データの解析に効果を発揮するバイオインフォマティクス・ソフトウェア・パッケージも開発したと言う。