2000-12-04 ArtNo.24566
◆デル、インドをソフトウェア開発のアウトソーシング拠点に
【ニューデリー】Dell ComputersはInfosys、Polaris、Wiproを含む少なからぬ地元ソフトウェア企業と接触、インドにおけるソフトウェア開発業務のアウトソーシング交渉を進めている。
エコノミック・タイムズが11月30日、デルのOoi-Wong Wai Kin副社長(アジア太平洋地域情報技術担当)の言として報じたところによれば、デルは既にTata Consultancy Services(TCS)とソフトウェア開発協定を結んでいるが、より多くのソフトウェア開発業務をインドでアウトソーシングするため、他のソフトウェア企業と初歩的な交渉を進めている。如何なる領域におけるアウトソーシングが可能か、模索している段階で、TCSとの提携も継続される。
デルはカルナタカ州バンガロールに設けたコール・センターを、12月の第1週に稼働させる予定で、これによりインドにおけるダイレクト・マーケッティングの準備が整う。コール・センターは主にインド国内のニーズに応じる。インド亜大陸におけるマーケッティングも計画されており、インドのリソースはインド亜大陸市場に浸透する際、役立てられる。
インド市場進出は決してデルに不利益を及ぼしておらず、同社はロジスティクス等、インド市場を巡る様々な問題を研究しており、このことがインド市場におけるスタートの遅れにつながったが、既にダイレクト・モデルを展開する全ての準備が整っている。ダイレクト・モデルは中国や香港のような難しい問題を抱えた市場でも成功しており、インドでも成功するはずだ。しかしながらインドでは売上の80%以上が大手法人顧客で占められ、中小企業が残りの20%を占める見通しと言う。
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