2000-11-30 ArtNo.24546
◆マハラシュトラ州政府、ダブホール第2期発電事業に見直し
【ムンバイ】マハラシュトラ州の民主戦線(DF:Democratic Front )政府は、友党の圧力の下、2184MW(メガワット)のDabhol発電事業第2期プロジェクトに見直しを加え、同時にShiv Sena-BJP前政権がDabhol Power Company (DPC)と1998年12月9日に結んだ電力購入契約を廃棄する可能性を検討することを原則的に認めた。
インディアン・エクスプレスが11月27日伝えたところによれば、マハラシュトラ州のVilasrao Deshmukh首席大臣は、冬季州議会が開幕される前夜に記者会見し、以上の消息を確認するとともに、ダブホール・プロジェクトは州内の電力不足を解消する目的で実行に移されたものだが、法外なコスト・アップから目的と反する結果を招いたと付言した。
DFを構成するPeasants and Workers Party、Janata Dal (Secular)、Communist Party of India (Marxist)はダブホール・プロジェクトは経営難に直面するマハラシュトラ州電力局(MSED)の財政状況を一層悪化させ、州政府財政も困難に陥れるとし、これをスクラップにする方針だ。
また多国籍企業との電力購買契約の破棄は、パキスタン、トゥルケスタン、インドネシアにも前例があるとしている。
これらのグループはまたMSEBに請求された10月の電力料が契約当初の1ユニット2.40ルピーから1ユニット7.80ルピーに激増したことにも不満を表明していると言う。
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