2000-11-29 ArtNo.24535
◆DSQバイオテック、製造会社と研究・サービス会社に再編
【チェンナイ】DSQ Biotechを製造業務と研究/サービス業務を手掛ける2つの企業に分離する計画は、既に同社の取締役会により承認され、株主総会における認可を待つのみとなっている。
エコノミック・タイムズが11月27日伝えたところによれば、DSQバイオテックの支配権益を握るDinesh Dalmia会長は以上の消息を明らかにするとともに、「マーチャントバンクが資産の評価や株式の分割比率に関して最後の詰めを行っている」と語った。
それによると、組織再編は株主価値(share holders value)の拡大を促す。分離後、製造会社は、グルテン(麩質)、ソルビトール・パウダー、グレインアルコール等の高付加価値農産品に照準を合わせる。研究/サービス会社は、バイオインフォマティクスの他、医療/バイオメディカル/ゲノミクス領域の契約研究を手掛ける。製造会社に関しては目下、出資パートナーを物色している。
研究/サービス会社は、バイオインフォマティクス部門により開発されたソフトウェア・ツール等の特許取得に関わる知的所有権(IPR:Intellectual Property Rights)ビジネス子会社を設ける。チェンナイ及びバンガロールにおけるバイオインフォマティクス事業には35クロー(US$756万)が投資され、バイオテック・リサーチ部門のナスダック登録も計画されている。
DSQバイオテックの2000年3月期年商は116.82クロー(US$2524万)、税引き利益(PAT)は5.14クロー(US$111万)で、今年上半期の営業額は56.24クロー(US$1215万)、税引き利益は16.32クロー(US$352万)と、昨年同期の3.12クローの損失から顕著な改善を見た。
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