SEAnews 1995-07-21 ArtNo.2453

【シンガポール】韓国の大手電子企業、サムスン・エレクトロニクス、ＬＧ(前称ﾗｯｷｰ･ｺﾞｰﾙﾄﾞｽﾀｰ)エレクトロニクス、ダエウはいずれもキー・コンポーネント調達の重点を日本からシンガポールに移動している。
サムスンは今年67％増の2億米ドルの部品を当地で調達、主にタイ、マレーシア、インドネシア、ベトナム、インド、フィリピンの10工場に供給する。ヒュン・クワンスク重役(MD)によると、当地事務所は現在170社のサプライヤーから部品を調達しているが、更にソースを拡大する方針だ。同社はシンガポール以外に米国、日本、香港、台湾、英国に調達事務所を持ち、日本での調達量はシンガポールの5倍に達するが、日本に依存していたのでは、最早競争力を維持できないと言う。
1990年にシンガポールに調達事務所を設けたＬＧエレクトロニクスは当地における部品調達額を昨年の1600万米ドルから今年は2200万米ドルに拡大、タイ、フィリピン、インドネシアの5工場に供給する予定だ。
また最近国際調達事務所をシンガポールに開設したダエウは今年500万米ドル、来年は1500万米ドルの部品調達を計画している。(BT:7/20)