2000-11-24 ArtNo.24498
◆EDAツール業界、需要急増で売上見通しを上方修正
【バンガロール】電子設計自動化(EDA:electronic design automation)ツール業界は、明るい先行き見通しから売上目標を上方修正するとともに、いつでもフル稼働態勢をとれるよう準備を整えている。
エコノミック・タイムズが11月23日、MindTree ConsultingのS Janakiraman社長(テクノロジー・ビジネス担当)の言として伝えたところによれば、ソフトウェア産業は、アプリケーション・ソフトウェアからシステム・ソフトウェア・ビジネスに重心を移動、競ってシリコン・デザイン事業に参入を図っている。
EDAツールは主にVLSI(very large scale integration)のデザインに用いられ、抽象的段階からシリコンがファンドリーに持ち込まれ加工される最終段階まで、エンジニアらのデザイン作業を支援する。
Cadence Design Systems IndiaのHimanshu Singhセールス課長は、「電子設計業界にとっては、極めてエキサイティングな時代が到来しつつある。数年前にはEDAツールの主要顧客は国防、政府研究機関、開発ラボ、少数の多国籍企業のデベロプメント・センターに限られていたが、今やスタートアップ企業も挙って電子設計ビジネスに乗り出している」と語る。
インドにおけるEDAツールの主要ベンダーには、Cadence、Synopsis、Avantiが挙げられると言う。
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