2000-11-24 ArtNo.24488
◆Gaz de France、ペトロネットLNGに10%出資
【ニューデリー】フランスのガス会社Gaz de France(GDF)は22日、5000万米ドルを投じてインドの液化天然ガス(LNG)事業コンソーシアム、Petronet LNG Ltd (PLL)に10%出資、同時にGujarat State Petronet Ltd (GSPL)の11%のシェアも取得する方針を明らかにした。PLLはカタールから年間750万トンのLNGを輸入、GSPLはグジャラート州内のガス輸送システムの建設と経営を手掛けている。
デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレスが11月23日報じたところによれば、GDFのPierre Gadonneix会長兼CEOは記者会見の席上、PLLの最大の顧客National Thermal Power Corporation (NTPC)が最近合弁事業から撤退したことにより、プロジェクトの収益や採算見通しが影響を受けることはないと語った。それによるとNTPCは他のソースよりも競争力有る価格でPLLからLNGの供給を受けられる。PLLは目下25年間のLNG供給交渉をNTPCと進めている。
NTPCは依然として潜在的な最大の顧客だが、PLLのプロモーター、Indian Oil Corporation (IOC)/Gas Authority of India Ltd (Gail)/Bharat Petroleum Corporation Ltd (BPCL)/Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)は、グジャラート州電力公社が計画中のガス・ベースの発電事業4件に、PLLのLNGを用いるよう働きかけている。
GDFはプロジェクトのより大きなシェアを取得する用意が有り、正式の出資契約は2001年1月31日までに調印されると言う。
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