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2000-11-23 ArtNo.24481
◆電子部品製造業界、中国製品の浸透に懸念
【チェンナイ】インドの電子部品製造業界は低価格な中国製品の国内市場浸透に大きな不安を抱いている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月22日報じたところによれば、地元電子部品業界は、電子部品の主要バイヤー、カラー・テレビジョン(CTV)業界が好調な成長を遂げているにも関わらず、スランプから抜け出せないことに焦燥感を抱いている。中でもSMPS変圧器、抵抗器、コンデンサー、誘導子、コネクター、プリント基板(PCB)等の製造業者が最大の打撃を被っている。
CTV市場は約20%の成長が見込まれているのに対して、部品業界は横這い状態にある。このことは、輸入品により地元部品市場が侵食されていることを物語っている。
業界筋によると、2~3年前には、輸入品は地元業界のビジネスに影響を及ぼさなかった。当時の輸入先は日本や韓国で、これらの国からの輸入品はハイコストなため、地元製品は価格競争力を維持できた。しかし今や日本や韓国のメーカーさえも低廉な中国製部品を好んで使用するようになり、状況は一変した。
またこれ以前には完成部品(45%)には、その原料(5-25%)よりも高関税が課されていたため、地元部品業者は輸入品に対して優位にたつことができた。しかし2年ほど前から原料の輸入税(平均35%)が部品の輸入税(15%)を上回る逆転状況が生じ、CTVメーカーは競って輸入部品を使用するようになった。現在輸入原料を用いて製造された変圧器の価格は44.63ルピー、地元原料を用いた変圧器は41.39ルピーだが、輸入品の価格は36.80ルピーに過ぎない。
インド部品業界の直面するもう1つの問題は製造規模。平均して中国の同業者はインド業界の3倍の製造規模を備えており、インド部品業界は規模の経済性の上からも、中国に引けをとっている。
インドの部品業界は様々な事情から輸出市場の開拓困難に直面している。例えばShah Electronic Componentsはブルガリアから引き合いを得、変圧器のサンプルを送ろうとしたが、クーリエも郵送も利用できず、船便を使用した。しかし船便では約45日を要することから、結局契約を獲得できなかったと言う。
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