【ニューデリー】インド政府はハイレベルな専門委員会を設け、道路や高速道路の建設に際してセメントとコンクリートの使用を拡大する方策を検討する。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルドが11月22日報じたところによれば、セメントと建材に関するNCBインターナショナル・セミナーの開幕式を主宰したRaman Singh商工担当国務相は、以上の消息を語った。それによると政府はこの他、公共/民間部門の参加を得てインフラストラクチャー開発金融公社(IDFC:Infrastructure Development Finance Company)を設立する計画で、また新全国住宅政策(NNHP:New National Housing Policy)の下、住宅開発にインフラ産業ステータスを付与する方針だ。これらの措置はいずれもセメント需要の拡大に役立ち、セメント業界の収益性改善につながる。
インドにはセメント会社53社以上と、大型セメント工場113が存在し、世界第2位のセメント生産国に数えられる。政府は、セメント産業に平等な競争環境を提供するため、関係法規やステータスに見直しを加えている。政府は収支均衡の原則に反せぬ限り、セメント産業に関わる如何なる提案にも耳を傾けると言う。