2000-11-23 ArtNo.24473
◆バジャジ・エレクトリカルズ、電柱/亜鉛鍍金処理工場建設
【ムンバイ】創業以来62年のBajaj Electricals Ltd(BEL)はマハラシュトラ州プーナ近郊の工業区Ranjangaonに45クロー(US$972万)を投じ、2001年1月初めの商業運転を目処に年産3万トンのhigh-mast製造施設と同5万トンの亜鉛鍍金処理施設を建設中だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月22日報じたところによれば、新工場では送電鉄塔、風力発電タワー、ラチス・タワー、変電所構造物、道路/工業照明用亜鉛鍍金八角鋼管等を製造、また電気鍍金の他、溶融亜鉛鍍金(hot-dip galvanising)処理も手掛ける。この種の施設は日本以外ではアジア初のもの。インドは、これまでこの種の製品を輸入に依存してきたが、新工場の製品は輸入品に比べ15~20%割安になる。
インドのハイマスト市場規模は年間50クロー前後で、年率30%の成長を遂げている。BELは目下65%のシェアを占めているが、独自工場の完成に伴い、80%のシェア獲得を目指す。新工場は2001-02年度のグループ営業額に40クローほど貢献する見通しだ。2002-03年には輸出売上20クローを含め、100クロー以上の売上達成が目指される。新工場への45クローの投資は内部資金と借入により賄う。
BELは国内ハイマスト、工業用照明装置市場のリーダーで、空港、港湾、競技場、工業プロジェクトのターンキー照明工事も手掛けている。
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