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1995-07-20 ArtNo.2447
◆＜印尼＞実業家、セスダック登録会社に公開買付提案
【シンガポール】バンデル・ホルスト会長を務めるインドネシア人実業家ヨハネス・コチョ氏は18日、セスダック登録のアイスクリーム・パーラー“スウェンセン”経営会社ＡＢＲホールディングズの株主に対して公開買付を提案した。
コチョ氏の財務顧問を務めるスタンダード・チャータード銀行が発表したところによれば、コチョ氏はこの日ＡＢＲのロー・ベンバック(劉銘北)専務(MD)と32.73％のＡＢＲ権益を買収する契約を結んだ。一方、ＡＢＲのタタン・タブラニ取締役はその所持する17.96％のＡＢＲ株を傘下の持ち株会社Ｌｏｉｓｉｒインベストメンツに注入する。コチョ氏はこれを受けて8月7日までにＬｏｉｓｉｒの65％の権益を買収、ＡＢＲの50.7％のシェアを握る。これに伴いコチョ氏は残る49.3％のＡＢＲ株式(2169万株)に対して1株81.5セントで公開買い付けを提案したもの。コチョ氏は以上の取引を英国バージン・アイランド籍のリージェント・ユニバーサル・インベストメンツを通じて実行する。 他方、コチョ氏に持ち株を売却後なお2.7％のＡＢＲシェアを保持するロー氏はＡＢＲ専務のポストを退き、ＡＢＲとチュアン・ハップ・ホールディングズの合弁会社ローリーズ(ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ)Ltdの事業に専心する。ローリーズは目下中国におけるスウェンセン・レストランの経営を計画している。ロー氏はローリーズの増資後の20％権益を買収するため、ＡＢＲの持ち株比率は51％から39.2％に、チュアン・ハップのそれは41％から39.2％に縮小する。
サリム・グループ元重役のコチョ氏はスハルト大統領の子息バンバン・トリハトモジョ氏とも親交を有し、バンバン氏は最近バン・デル・ホルスト取締役に就任している。(ST,BT,LZ:7/11)
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