SEAnews 2000-11-22 ArtNo.24464

【チェンナイ】Hyundai Motor India Ltd (HMIL)は、数ヶ月以内に約1500クロー(US$3.24億)と見積もられる第2段階の拡張投資に着手する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月21日、ＨＭＩＬのA.P. Gandhi社長の言として報じたところによると、ＨＭＩＬは現在年間、乗用車12万台、エンジン／トランスミッション13万セットを製造する能力を備えており、未だフル稼働していないが、輸出の拡大に備える必要があり、国内自動車需要も今会計年度第4四半期には復調が見込まれる。
破産に瀕したHyundai EngineeringとHyundai Constructionの救済を巡る現代グループ内部の紛争がＨＭＩＬに及ぼす影響に関してガンディ氏は、「ＨＭＩＬの経営は親会社の取締役会から独立しているものの、親会社に生じた問題からＨＭＩＬが全く影響を受けないと言うことはあり得ない」と語った。
第二拡張計画の必要資金に関しては、金融機関からの借入とＨＭＩＬの内部資金で賄い、足りない場合は、ＨＭＩＬの既存投資ポートフォリオから資金を回収して拡張費用に充当する。
現代グループの財政問題に関わらず、金融会社はＨＭＩＬ拡張計画への融資に積極的姿勢を見せている。金融機関コンソーシアムはＨＭＩＬに対して800クロー(US$1.73億)の貸付枠を設定しており、同社はまだ同枠を消化していない。
一方、ＨＭＩＬは2000年12月末までに8万5000台の販売を見込んでおり、完成車輸出は5000～6000台に達する見通しだ。
同社は輸出振興資本財(EPCG:Export Promotion Capital Goods)スキーム下の輸出義務の圧力に直面しており、政府に輸出義務の目標達成期日の繰り延べを陳情している。
ＨＭＩＬは完成車の他にエンジン／トランスミッションを月間約1000セット輸出しており、今年通年の輸出売上は5000万～6000万米ドルに達する見通しと言う。