2000-11-22 ArtNo.24462
◆エアバス、インドをコンポーネント・アウトソーシングの拠点に
【ムンバイ】Airbus Industrieは19日、インドをAirbus aircraft用コンポーネントのアウトソーシングの拠点とする可能性を検討していると発表した。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレスが11月20日伝えたところによると、エアバス及びそのパートナー(British Aerospace/Daimler Chrysler Aerospatiale/Spanish Casa/French Aerospatiale Matra)の8人のメンバーから成るチームはバンガロール、ムンバイを含むインド各地の工業施設を1週間にわたり視察した後、この日インドを後にした。
調査チームの目的は、地元企業が、コンポーネントをアウトソーシング可能なエンジニアリング面の能力や製造規模を有するか否か、如何なる先端技術が存在するのか、またそれをエアバスが利用可能か否かを評価することで、Airbus IndiaのKiran Rao営業担当副社長によると、視察の結果は極めて積極的なもので、詳細報告は2、3週間以内に完成する見通しだ。
エアバスの今回の視察は、Indian AirlinesのBoeing 737-200及びAirbus A-300の買い換え計画と時を同じくしているが、エアバスはHinudstan Aeronautics Ltdとも、その他の問題を協議した。フランスToulouseに航空機の製造施設を有するエアバスは最近トゥールーズで某企業とマニュアル・ベースの訓練プログラムに関わる50万米ドル余の契約を取り交わしたと言う。
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