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	2000-11-22 ArtNo.24456 
	◆Herdillia Chem、内外の企業と特殊化学品の契約製造交渉 
	【ムンバイ】マハラシュトラ州ベースの化学会社Herdillia Chemicals Ltd(HCL)は、内外の企業と特殊化学品の請負製造契約を結ぶ計画だ。 
  インディアン・エクスプレスが11月21日伝えたところによると、HCLのR.M. Pandia重役(MD)は、今年末までに6件の請負契約を結ぶ計画を明らかにした。アナリストらによると、HCLは契約製造を手掛けるインド初の特殊化学会社になる見通しだ。 
  Pandia氏によると、インドの化学業界、取り分け製薬領域では、多くの企業が契約製造手掛けている。HCLは製造のみならず、技術、ハイクオリティーな管理、原料の手配、ロジスティクス・サポート、海外におけるマーケッティングも提供できる。 
  今回の計画は267クロー(US$5770万)の組織再編計画の一環で、最近、米国M W Kelloggの支援下にニュー・ムンバイにおけるフェノール工場の拡張計画を完成させたHCLは、下流部門のキャパシティーも20~30%拡張する計画だ。HCLはフェノール・プラントの拡張の他、過去数年間に40クロー(US$864万)を投じてキャプティブ発電施設を建設、またアルキル・フェノールの製造能力も年間1000トン拡張した。 
  HCLは契約製造の他、目下外国多国籍企業とソーシング/スワッピング・アレンジメントを交渉中で、数カ月以内に関係発表を行う。同社はこれまでに複数の多国籍企業からソーシング契約の引き合いを受けており、既にBayerとはスワッピングおよび輸出契約を結んでいる。 
  HCLはフェノール、アセトン、無水フタル酸等のコモディティ・ケミカルやアルキル・フェノール、IBB、DAO等の特殊化学品を製造している。 
  HCLは2000年3月期に35.97クロー(US$777万)の純益を計上、昨年は払込資本を11.02クローに拡大した。 
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