2000-11-16 ArtNo.24397
◆ヒーロー、製品開発・工学サービス子会社の50%権益を売却
【ニューデリー】年商4000クロー(US$8.64億)のHero Groupは、内外の自動車/消費者用電子製造業者に製品開発やエンジニアリング・サービスを提供する完全出資子会社Hero Global Designs Pvt Ltd (HGD)を設立した。
インディアン・エクスプレスが11月15日ヒーローのPankaj Munjal重役(MD補)の言として報じたところによれば、ヒーロー・グループは最終的にHGDの最大50%のシェアを欧州企業2社に提供する。
HGDは10月25日から操業を開始した。イタリヤのフロント・エンド・エンジニアリング専門のデザイン会社がHGDに支援を提供するとともに、デザイン業務をHGDからアウトソーシングし、最大25%のHGDシェアを取得する。同手続きは来月末までに完了する予定だ。HGDは外国企業の3分の1のコストでエンジニアリング・プロジェクトを実行できる。
この他、ドイツのエンジニアリング企業に別に25%のシェアが提供される。しかしヒローはHGDの支配権益維持を希望している。
これまでに12クロー(US$259万)がHGDに投資され、Piaggio、Volkswagen、Yamaha、Ferrariから派遣されたデザイン・エンジニアを含む70人がHGDに勤務している。最終的にHGDは証券取引所に上場され、海外のデザイン会社の買収も計画されている。
HGDはHero CyclesとHero Puchから向こう5年間にわたる注文を既に得ており、間もなく世界の自動車製品開発市場の一角にプレゼンスを築くことになる見通しと言う。
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