2000-11-16 ArtNo.24396
◆チームアジア、ウエハー製造事業にUS$4千万投資
【ハイデラバード】アンドラプラデシュ州ハイデラバード拠点のTeamasia Lakhi Semiconductors Ltd(TLSL)は、ナスダック登録のウエハー製造会社IMPの62%のシェアを買収したのを機に、4000万米ドルを投じてハイデラバードに6インチ・ウエハーの製造施設及びウエハー・デザイン・センターを設ける計画だ。
エコノミック・タイムズが11月15日報じたところによると、TLSLのSubbarao Pinamaneni重役(MD)は14日記者会見し、以上の消息を語った。それによるとIMPの5インチ・ウエハー製造施設をハイデラバードに移転するとともに、6インチ・ウエハー・ファブに転換する。移転計画は2001年半ばまでに完成し、IMPの検査施設もインドに移される。これによりTLSLはアナログ/ディスクリート(個別)半導体の世界最大規模の製造能力を備え、年商は5年内に10億米ドルに達する見通しだ。ウエハー・ファブでは6インチ/6層のウエハーを年間36万ユニット製造でき、アナログ/複合信号製品(analog and mixed signal products)の製造が手掛けられる。
一方、デザイン・エンジニア100人を擁するデザイン・センターは電力管理システム/通信機器/パーソナル・コンピューター(PC)用のハイ・エンドなアナログ集積回路(IC)の設計を行う。TLSLはShamshabad近郊のハードウェア・パーク内にファブ施設を設ける用地を購入する。
ハイデラバード近郊Patancheruの既存の4インチ・ファブではディスクリート製品の製造が手掛けられている。
TLSLはHSBC Private Equity (Asia)及びHSBC Private Equity Management (Mauritius)から注入された2000万米ドルの資金をサンノゼ拠点のIMPの買収費に充当、この結果、HSBCは資本金115クローのTLSLの60%のシェアを掌握した。この他、Magnus Investmentsが4%、SMIFS Investor groupと個人投資家Ding氏が合計6%を出資している。TLSLはまたIDBI BankとSyndicate Bankから25クロー(US$540万)の融資を受けている。
TLSLは金融機関からさらに35クロー(US$756万)を借り入れる他、向こう1年間に6000万米ドルを調達、新たな企業買収費に充当する計画と言う。
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