SEAnews 2000-11-15 ArtNo.24390

【ニューデリー】異なるタイプのメディアをベースにした様々なネットワークの統合を可能にするマルチ・サービス・アーキテクチャー、Commworksを立ち上げた3COMは、急成長するインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)及び長距離電話(NLD)キャリア市場のニーズに応じるソリューションのカスタマイズを手掛けるラボをインドに設ける計画だ。
エコノミック・タイムズが11月13日報じたところによれば、3ＣＯＭがこの種のラボを設けるのはアジア太平洋地域では初めてのことで、世界的にも3番目。インド・ラボはアジア太平洋地域のニーズに応じることになる。
3ＣＯＭのBennett Cardwell重役(南ｱｼﾞｱ担当MD)によると、同社のキャリア・ビジネスは世界的に30％の成長を遂げており、同市場の平均成長率を遙かに上回っている。インドのキャリア市場に関しては年率約100％の成長を遂げており、今年、同社は昨年の3倍の投資を予定している。しかし同氏は具体的投資額を明かにしなかった。
3ＣＯＭのＩＳＰ顧客にはVSNL、Mantra Online、Satyam、Caltiger、Tata ISPが含まれ、これら5社だけでインドのインターネット契約者市場の85％のシェアを占める。
ＮＬＤ市場に関しては、ＣＤＭＡワイヤレス・データ・アクセス及びＶＯＩＰサービスに照準を合わせ、トランスパーラント・トランキング、リテイル・ボイス、クリアリング・ハウス・エクスチェーンジ、法人向けＩＰセントレックス・ボイス・サービス、ワイヤー・ライン・スイッチ／ＧＳＭスイッチ・トランキング・サービス等を提供すると言う。